メモをとる人は仕事ができる、昨日と今日は改めてそれを実感した日でした。
昨日の中学一年生の数学のレッスンでのこと。
試験範囲を聞いたところ、筆箱から小さなノートを取り出し確認し始めました。
その行為に少し驚いて、メモ取ってるの?と尋ねると、「うん、わたしすぐに忘れるから」と、その日の宿題や伝えられたことをメモしたノートを見せてくれました。

中学生といえば、明日の時間割や宿題、さらには先生とのやり取りを書くための生活ノートがあるはず。
「宿題は生活ノートに書くんじゃないの?」と聞くと、そこだけでは書ききれないし、授業中に言われたことは書いておかないと忘れちゃうから、とのことでした。
さすがです。
彼女はどの教科もよくできて、とても優秀なお子さんです。
メモをとることで、頭の中を整理し、やるべきことをちゃんと把握することで、勉強に対しても抜け落ちるところがなく、着実に成果として現れています。
小学校の時には計算ミスもかなりあったそうですが、中学に上がってからは、そのミスもかなり減っています。
もう1人は少し年配の方。
日々の出来事、幸せに感じたこと、料理のこと、野菜作りのこと、全て記録に残してあるとおっしゃっていました。
この方も
わたしはすぐに忘れるから、すぐに記録をしておく。すると、野菜作りでは、あの時はどうして失敗したか、家族は何を美味しいといっていたか、昨年のこの時期にはどんなことをしていたかがよくわかる、わたしはメモ魔、書くことが好きなんです。
とのこと。
彼女はお料理上手で、作るお野菜もとても美味しい、さらには手仕事もお得意。
わたしも真似したいな〜、と思ってメモを取りはじめたこともあるのですが、これがなかなか続かない。
記録しておかなかったことで失敗することも多く、買い物でも、ヨーグルトを買いにお店に行ったのに、お店に入った瞬間何を買いにきたのか忘れてしまい、結局違うものを買い、次の日の朝になって、ようやく何を買いに行ったのかを思いだす。
時間を無駄にしているな、と思います。
昨日と今日でその反省をしました。
今回で何回めかの反省です。
そこで、なぜメモが取れないのかを考えてみると、わたしの場合、無意識に忘れているのではなく、「まあいいか」と意識的にメモを取らない。
一番大きな理由は面倒だから。

他にも…
- そばにメモ・ペンがない
- その時その時で書く場所が違うので、メモを取ってもどこに書いてあるのか分からなくなる
- 取ったら取りっぱなしで見返すことをしない
- 綺麗に取れないとテンションが下がって嫌になる
- 必要に迫られていない
こんな理由で続きません。
しかし、こうして理由が分かったのなら解決策は見つかるはず。
前沢裕二さんの「メモの魔力」にも
「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
前沢裕二「メモの魔力」
とあります。
(挫折するたびに啓発本を読んでいます。しかしできないのでまた落ち込みますが。)
やはりメモをとることは絶対わたしにプラスになるに決まっている。
そいえば、わたしがすごいなって思う身近な人たちは、みんなメモ魔。
もう一度この本を読み返してメモ熱を高めて頑張ってみることにします。