ちょっといい映画〜アバウト・タイム 愛おしい時間について〜

昨日は教室お休みの日。

午後から時間が空いたのでプライムビデオで映画鑑賞。

さて、今日の映画は「アバウト・タイム 愛おしい時間について」。

その家系に生まれた男性にはタイムトラベルの能力を持つ。そんな家系に生まれた青年ティムが、その力を駆使して幸せを手に入れようとする。しかしその中で本当の幸せとはなにかということに気づいていくというヒューマンコメディ。

ちなみに主人公は「ハリー・ポッター」シリーズでビル・ウィーズリーを演じたドーナル・グリーソンです。

意中の女の子に振られてもう一度やり直す、困っている人を助ける為にトラブルの前に戻る、結婚式での友人のスピーチが全くいけていないから他の人に頼み直す。

このシチュエーションならもう一度戻っちゃうよね〜、わかるわかる!と、共感することがたくさん。

しかしその力にはあるルールがあった。

素行の悪いボーイフレンドと付き合っていたが為に起こってしまった妹の事故をなかったことにしようと何年か前の過去に戻り、ボーイフレンドと出会わないようにしたティムが現在に戻ると、女の子だった我が子がなんと別人の男の子に。

実はこのタイムトラベル、自分の子供が生まれる前に遡ると、違う遺伝子の組み合わせの子供になってしまうのです。

さすがに今まで育てた可愛い我が子が別人であるのは受け入れられない。

もう一度元の現実に戻ったティムは、愛情を持って妹にボーイフレンドと別れるよう説得し、妹はその熱意によって自分で彼との決別を選択する。

そしてこのタイムトラベルの制約は、ラスト、父との関係にも・・・。

この映画、タイムトラベルということでもっとリスクを伴った科学的要素が強いかたい感じの映画かと思いましたが、そのような要素は全くなく、終始心地よく見ることができました。

理由の一つはキャスト。

これは個人的感想ですが、やっぱりハリー・ポッターのウィル・ウィーズリーを演じたドーナル・グリーソンが主人公なので、その印象が強かった、そして主人公の彼女、そして妻のレイチェル・マクアダムスのキュートさのせい。

そしてもう一つは、共感できる素敵なセリフ。

人は誰もが時間を旅している。人生と言う時間を。そこでベストを尽くすしかない。その旅が素晴らしいものとなるように

1日を過ごしたら過去に戻って同じ1日をもう一度過ごしてみなさい。そうすれば一度目は気付けなかった素晴らしいことに気付ける。

僕は、1日だって過去に戻らない。今日この日を楽しむ為に、自分は未来から来て、最後だと思って、今を生きている。

ティムはこのセリフの通り、タイムトラベルの能力を使えるのに、使わずに生きて行くことを決めるのです。

見終わった後には「あー、今のこの一瞬一瞬を大切に過ごしていかなきゃな!」と、素直に感じさせてくれる映画でした。

なんだか日々に追われて流されて生きているな〜、そんな毎日を過ごしている方にはおすすめの映画かも。