易占い。
この占いを初めて知ったときには、こんなの本当に当たるの?と半分疑いながら勉強していました。
なぜって、この占いの方法は「あ〜した天気にな〜れ!」みたいな感じだったから。
亀の甲羅のわれかたで吉凶を占うとか、うちの近所にある吉備津神社の桃太郎伝説の鬼が吉凶を占ってくれる「鳴釜神事」も同じようなもの。
たまたまでた現象で吉凶を判断するなんてそんなのなんか胡散臭い、そんなふうに感じながら勉強をしていました。
けれど勉強して自分で占っていくうちに、占いたいことに関して的確な結果が出てくる易という占いにどんどんハマっています。
ものすごく面白い!
人間関係のご相談
先日、女性の方から職場での人間関係についてご相談がありました。
1年先輩のことについて悩んでいる。 同じ部署で働いている1年先輩が、ことあるごとに自分に絡んできてアドバイスをしてくる。 的確なアドバイスならいいのだが、どう考えてもそれは違うだろ!ということを言ってくる。 そのアドバイスに従わないと、有る事無い事周りに言いふらして私の仕事に影響が出るように嫌がらせをされる。 自分は上司にも可愛がられ、後輩からも何かと相談を受けたりしているのだが、どうやらそれも気に入らないみたい。 今回新しくプロジェクトを始めるが、それに関してのアドバイスをしてあげるからと、食事に誘われた。 自分としては、絶対に行きたくないが今後のことを考えるとそういうわけにもいかない。 どうしたら良いのか?
組織にいると、なぜこんな人がこの会社にいるんだろう?と不思議になることありますよね。
それでも実際この人はそこに存在するのだから、関わり合いにならないわけにはいかない。
どうしたらいいのか、ということでサイコロを振ってもらいました。
その場で彼女にサイコロを振ってもらいました。
いやいや、こんなサイコロを転がすだけで何がわかるの、って思いません?
この易、サイコロを振って64パターンある中から一つの卦というものを得てそれを読み解くという方法。
今回でた卦は沢雷随四爻変。
これは「従うこと」についての卦です。
君主に従いながらも家臣からの信頼が自分に集まってしまい、君主よりも上に立っている。
ズバリ!
その通りですよね。
こんな状況になっていては、いくら正しいことをしても禍を受けてしまう。
さらに、このままいくとその先はどうなってしまうかというと、水雷屯。
これ、四大難卦と言って悩みの極みの卦と言われています。
ご相談者様は勢いがあるのですが、この先輩に上から冷や水を浴びせられるとか、彼女がこれ以上、上に出ないように固くて厚いもので蓋をされているような感じ。
これは相当つらい状況です。
易から読み解くと、この先輩、未熟が故に今の自分に対して満足していない状態、つまり不足感いっぱいです。
その不足感をご相談者様にアドバイスするという行為で埋めたいのだと思います。
要するに誰かに認めてもらうことで彼女は満足するわけです。
ですからこの場合、反発心を持って先輩に向かっていく行為は余計に事態を悪化させることになってしまいます。
ここは先輩を上手に立てながらうまく交わしていくしかありません。
彼女の不足感を埋めてあげることで、事態は良い方向に進むはず。
そんなアドバイスをさせていただいたその週末、ご相談者様は先輩とお食事に出かけたそうです。
そこでは先輩の意見を尊重しながらも自分の方針を伝え、先輩からのアドバイスがなければそのような考えには至らなかったと持ち上げまくってきたそうです。
彼女は終始ご機嫌で、会計では珍しく「ご馳走させて」と奢ってもらったそうです。
彼女を上手に誘導するとうまく自分に協力してもらえるかも!そんなふうに報告してくれました。
水雷屯は悩みの極みではあるものの、そこには先に通じる道があり、そこを通り抜けるために必要な悩みであると言われています。
きっと先輩という難題をクリアすることでご相談者様の会社での立ち位置はもっと良いものになるはず。
ぜひ今のプロジェクトを成功させ、さらにステップアップしていかれることを願っています。