我が子がいうことを聞いてくれなくて、気がついたら大きな声をあげている。
目の前には怯えた目で自分を見る子供の姿。
あ〜、なんでこんなに怒ってしまったんだろう・・・。
と、罪悪感いっぱいになってしまう。
そんなことってありませんか?
こんなお悩みは、何にでも一生懸命でとても真面目な方に多いです。
最初から自分に完璧な母親像を求めてしまいがちなので、その結果子供が理想通りに育っていないと自分自身を責めてしまう。
完璧な子育てなんてこの世に存在しない
そんなお悩みをお持ちの方にいつもお伝えしたいのが、完璧な母親なんていないし、完璧な子育てなどない、そして完璧な子供なんていないということです。
自分がいつ母親になったのかと言われれば、それは子供が生まれた瞬間です。
子供と同じ時間しか母親という経験をしていません。
そんな経験が浅い母親が、完璧なはずがありません。
母親としては0歳児なのです。
間違えたことだってするし、失敗だってします。
それは当たり前のこと。
「こうあるべき」が苦しめる
母親とはこうあるべき、そして、子供はこうあるべき。
この、こうあるべき、がどんどん自分を追い詰める原因になります。
たしかに理想の母親像はあってもいいと思います。
でもそれにこだわりすぎて苦しくなるのでは意味がありません。
子供もひとりの人間です
そもそも、子供は自分の思い通りになるという方が間違いなのです。
だって、ひとりの人間ですから。
でも、ついつい錯覚してしまうんですよね。
自分のお腹から出てきた我が子、自分の思い通りになって当然、と。
しかし、そこは切り離して考えなくてはいけません。
いくら産み育てているからといって、自分の思い通りになる所有物ではないのです。
反抗期は子供が自分を主張できるようになった証拠
こうしなさい、と伝えると、子供は「いやだ!」「やりたくない!」などと反抗しはじめた。
それは彼らが自分を主張できるようになった証拠です。
もちろん、その対応に困らされることばかりですが、親の圧力に屈することなく自分の主張ができるようになったのだ、と喜ぶべきことなのです。
ただし、社会のルールやどうしてもこうしてもらわないと困るというときには、しっかりと説明して理解してもらう努力をすることが大切です。
決して頭ごなしに命令しないことです。
お母さんの心の余裕も必要
この反抗期が始まると当分続くので、お母さんのストレスはMAXになってしまいます。
それでは冷静に子供と関わることはまず不可能。
頼れるところがあればお願いして、時にはリラックスする時間を設けてください。
自分に余裕ができることで、子供に対しても余裕を持って接することができます。
情報収集は程々に
子育てがうまくいかないと悩んでいるお母さんは、とても真面目な方が多いので、育児書やネットでの情報は欠かさずチェックしているはず。
でも、それがすべて当てはまる、なんてことはありません。
情報収集も程々に・・・。
まとめ
お子さんに愛情を持って接している限り、わたしはそれが一番良い母親であると思っています。
それが例え他の人からなんと言われようと、それがいちばんの子育てなのではないでしょうか。
子育てがうまくいかないと感じる人は、こうなってほしい!と将来像を描くより、まず、今日1日をどうやって楽しく過ごそうか、と考えてみてください。
それだけでも心が軽くなるはず。
今は悪戦苦闘の毎日かもしれませんが、こんな日は過ぎてしまえばあっという間です。
そうなると、そんな大変だった日常も懐かしく思う日がやってきますよ。