読書は知識が増えるだけでなく想像力も豊かにする
「うちの子ゲームばかりして、全く本を読まないんです。」小・中学のお子さんをお持ちのお母さんからたまにこうしたお悩みを聞くことがあります。
読書がとてもいいことだということは、おそらく皆さんご存知ですよね。
成績が優秀だったり、人望が厚かったり、企業のリーダーだったりする人は、大抵読書の習慣があります。
読書はいろいろな知識を与えてくれるだけでなく、読書を通じて様々な世界を覗くことによって、想像力や感動を与えてくれたりもします。
わたしの経験上、本をよく読むお子さんは、小さくても語彙力があるとともに、こちらのいうことを的確に理解できますし、とても想像力が豊かです。
想像力が豊かなので、相手を思いやる気持ちもあります。
そういったお子さんが成長していくと、理解力がどんどん増してきて、年齢にかかわらずありとあらゆる本を読むようになり、さらに彼ら自身の世界が広がっているのがよくわかります。
逆に読書の習慣がついていないお子さんは、視野が狭い傾向にあり、勉強を教えていても努力だけでは補えない部分があったりもします。
読書の習慣をつける4つの方法
「うちの子、本を読まないんです。」こんな悩みをもつ親は、一体どうしたら良いのでしょうか?
わたしが実践してしてきた方法も踏まえてお伝えします。
1. いつもいる場所の子供が手に届くところに本を置いておく
リビングや寝室に本棚を置いておきます。
これは皆さんされていらっしゃるかもしれませんが、子供の手が届く下の方に本を置くこと。
我が家では、本棚だけでなく、ソファの上も半分が本棚になっていました。
そしてテレビの下の棚。
子供ってテレビを遠くから見るのではなく、すぐにテレビに近寄って行くんです。
近寄った先に絵本が置いてあると、いつのまにかテレビそっちのけで本を読んでいました。
本棚はお昼寝するときのラグのそばにも置いていました。リビングだけで三箇所ありました。
2. 本は購入と図書館との併用
なるべくたくさんの本に触れて欲しかったので、購入した物だけではなく図書館を利用していました。
図書館は一人10冊まで借りられるので、家族四人で合計40冊。
大抵毎週いっていたので、かなりの量の本に触れ合うことができました。
3. 読み聞かせをする
子供が本と触れ合う原点ですよね。
「読み聞かせ」
わたしはこれは読書好きにさせる1番の方法ではないかと思っています。
人は幼少期にコミュニケーションを取らなければ死ぬことすらあると言われています。
読書でコミュニケーションをとることは、子供にとって最高の教育なのではないでしょうか。
わたしはこの読み聞かせにたくさんの時間を費やしました。
子供が持ってくるから、ということもありましたが、わたし自身も一緒に絵本を読むのが楽しくて、家事もそこそこに読んでいました。
ただ、寝る前の1時間以上の読み聞かせはちょっと辛いものがありました。
が、とにかく納得するまで読まないと寝てくれなかったので、寝かしつけのために頑張りました。
この読み聞かせは子供自身が本を読めるようになってからも続き、小学校3、4年生まではやっていました。
4. 親が率先して本を読む
これ、本当に重要です。
たしかに親が読まなくても本好きのお子さんはいらっしゃいます。
でもわたしが見てきた中で、そんな人はあまりいません。
「本を読みなさい!」といっている側で寝る前にゲームをしている親。
子供からしたら「???」ですよね。
これ、絶対に実践してください。
子供は親の鏡、これは本当にその通りです。
親が本を読まないのになんで子供が本を読む習慣ができますか?
自分ができないのに子供に強要するのでは筋が通りません。
まずは読書する習慣を親がつけるべきです。
最後に
読書の習慣は、どんな人でも、そしていつからでもつけることができます。
子供に読書して欲しければ、まずは親が読書の魅力を知るべきです。
子供にとって一番身近にいるお手本が親。
そんな親が読書をしていれば子供は自然と読書をするようになります。
そして、たとえ子供が大きくても、読み聞かせは親子のコミュニケーションの手段にもなります。
そして、難しい本ではなく絵本でもいいのです。
今日から親子で読書、始めてみませんか?