手相でこの線があるからこう、と、細かい判断をすることはできません。
でも、手の中にある3本の主要な線は、その方がどんな方かという大まかな判断材料になります。
今回は、その中の一つ、わたしが好きな感情線についてお話しします。
まず、感情線がどこにある線かというと・・・

この青い線が感情線というものです。
この線からわかることは、
- その方が情熱的な方なのか・クールな方なのか
- 表現が直接的か・オブラートに包んでいるか
ということ。
長くてまっすぐ、そして勢いがある

感情線がこのような方はとにかく熱い!
何に対しても情熱を持っていらっしゃいます。
線がくっきりと濃ければ濃いほどその傾向が強く出ます。
そして、感じたこと・考えたことをストレートに表現する。
わたしが鑑定させていただいたなかでは、学校の先生が多かったです。
先生と言えどもタイプがありますが、お話しさせていただいて、「あー、この先生熱血タイプだな」、と感じた方は100%この線をお持ちでした。
「情熱をお持ちなのはいいのですが、時折やり過ぎてしまうことがあるので、お体にはお気をつけくださいね」とアドバイスさせていただいています。
こういった方にイベント等の企画をお願いすると、とても盛り上がると思います。
短くてまっすぐ

反対に、短くてまっすぐの方は、いつも冷静沈着、クールな方です。
悪くいえば冷めた一面を持っていらっしゃるのですが、よくいえばいつも冷静に周りのことを見ている方です。
冷静なので、なにかを分析したり観察したりする力は長けていて、こういった方は技術職や研究職、さらにはサービス業でもクレーム処理などに配置されると完璧にこなすことができます。
この線は、警察関係の方に良く見られました(ご本人が鑑定にいらっしゃることはあまりなく、奥様や彼女の方から見せていただきました。)
ただ、直線ですので、なんでもストレートに表現してしまうところがあります。
お仕事で活用できればいいのですが、コミュニケーションをとる時には少し気をつけてください。
カーブしている

感情線が指の付け根側にカーブしているのであれば、それは感情をオブラートに包んで表現できる方。
包容力がある、と言われる方は大抵カーブしています。
昔、「結婚相手に選ぶなら、感情線がカーブしている人を選ぶと良い」、と本で読んだことがあります。
なぜならとても家庭的だから。
たしかに一理あります。
物言いが穏やかなのであまり口論になることがないから。
でも・・・
これは発信するときだけではなく、受信する時にも言えることなのです。
つまり、なんでもオブラートに包まれてしか入ってこない。
つまり、こちらの感情を細かくキャッチすることができないのです。
とにかく鈍感です。
カーブの人、申し訳ありません。
実はこれ、わたしの主人なのですが、とても濃い感情線で、しっかりカーブしています。
普段はとてもやさしいのですが、わたしが何か怒っていてもさっぱり気付いてくれないのです。
これだけ態度に出しているのになんで気が付かないんだろうと、仕舞いにはこちらの方が怒り疲れて普通に戻る、といった具合です。
本人に聞いても、なぜ怒っているのか、さらには怒っていることにさえ気がつかない時もあります。
ですから、最近では、何かあれば必ず口に出して言うように心がけています。
家庭や職場でこの人本当に鈍感だわ、と感じられたら、こっそり手相をチェックして見てください。
きっとくっきりカーブしているはずです。
線の良し悪しはない、その情報をうまく使おう
さて、感情線、いかがでしたか?
こういったことがわかるだけでも、ご自身、さらには職場や家庭、学校など関わりを持った方とどうやって付き合うか、というスタンスが見えてくるはずです。
感情線が長くてくっきりした人に、冷静な判断を求めるのはとても力のいることですし、短い人に、もっと熱くなろうよ!と力説してもどうしようもないことなのです。
性質を知ることで、あー、ここは仕方がないな、と割り切れることだってあります。
こうだからいい、悪い、ではなく、この情報を有効に生かしていただければ嬉しいです。
今回は大まかに三種類の感情線をご紹介しましたが、感情線にはこれだけではなく、
- マスカケ
- 二股に分かれている
- 感情線がない
- 線がごちゃごちゃある
- 分断されている
など、様々です。
それらはまたの機会に、ということで・・・。