先日、娘と子育てについて話す機会がありました。
もし子供ができたら、自分は何年かはガッツリ休暇をとって、満足がいくまで子育てをしてから仕事に復帰したい、とのこと。
わたし自身、子育てがとても楽しかったので、もし状況が許されるのであれば、それについては賛成です。
それにしても、女性はこうして子供ができたら育児に専念するか、仕事と両立していくか、という選択ができるのに、男性にはその選択権がほとんどないのは少し可哀想な気がします。
確かに女性には母性本能というものがあって、子供を産み育てるようにプログラムされているのでしょうが、最近は少し変わりつつあります。
実際おうちの間取りを見ても、一昔前の男性の方角を重視していた間取りから、南がリビングというような女性の方角を重視した間取りばかりになっています。
自然にこのような間取りが増えているということは、やはり女性が強くなっているということ。
つまりは外に出て活躍できる女性が増えている、ということです。
反対に男性が外ではあまり活躍できない状況も増えているということが言えます。
そんなお家が増えている、というかほとんどがそうなので、「我が家では妻が働き、夫が家で家事と育児をします。」という家が増えてもおかしくはないはず。
しかし昔と随分状況が変わってきたとはいえ、まだまだ男性の方が外で働き、女性は育児をするものだ、という固定観念は捨てきれていないのが現状です。
その結果、強くなってきた女性が、仕事も家事も育児もやらなくてはいけない状況が生まれ、男性はそのお手伝いになってしまうのです。
「仕事が忙しいから」と都合よく育児から逃げる男性も多いのですが、反対に、子供ができたのをきっかけに家事や育児に専念したい男性だっているはず。
占いをしていると色々な方からお話を伺うのですが、男性でも本当は家事や育児が大好きで、できることなら妻と入れ替わりたい、とか、能力が高く仕事をバリバリやりたい、さらには全く家事が苦手で向いていないという女性もたくさんいらっしゃるわけです。
たまに「奥様が正社員でお仕事された方が、将来的に収入も安定しますよ。いっそのことご主人におうちに入っていただいたらいかがですか?」とご提案させていただくのですが、やはりそのハードルは高いんですよね。
でも、これからもっと女性の社会進出・活躍が増えてきます。
そうなってくると女性の負担はますます増えてくるでしょうし、男性の活躍する場も減ってきます。
ここは、結婚、もしくは出産のタイミングでどうするかをしっかり話をしておくことが肝心。
変なこだわりやプライドを捨てることで、お互いにベストな子育てができるはず。
育児は女性がするもの、という前提で話を進めるのではなく、もっと自由に選択していいんですよね。
さて、娘には「子供の前に、まず相手を見つけないとね。」と伝えたことは言うまでもなく…。