昨日の中学生さんとのレッスン中、学校での人間関係の話になった時に「みんな仲良いふりして、お互いの悪口を私にいってくる、本当に面倒臭い。そんなに嫌いならば付き合うのやめたらいいのに。」とのこと。
まず、まだ中1なのに言うことは大人だなぁ、と感心しました。
確かに人間関係って本当に面倒臭い。
そして、大人になったら解消されるということはなく、大人になっても色々と面倒なことはあります。
そう話すと、「え〜!正直友達なんていらない。本当に理解し合える人が1人か2人いてくれたらそれでいい」
いや〜、達観しているな〜とますます感心させられました。
このぐらいのお年頃って、大抵誰かとつるんでいないと不安で仕方がなかったりしますが、彼女は全くそんなことはありません。
それこそ先日読んだ中野善壽さんの『ぜんぶ、すてれば』に人付き合いについても書いてありました。
・人付き合いを捨てる。
未来を語れる仲間だけでいい。
・慣れを捨てる。
見知らぬ人との会話が刺激になる。
・執着を捨てる。
精神の自由を選ぶ。
中野善壽 『ぜんぶ、すてれば』
私も特定の人と付き合うことは皆無ですが、とても楽。
誰かとランチに行くことも、今では全くありません。
といっても人が嫌いというわけではありません。
どちらかというと人と関わることが大好き。
だからこうしてピアノや勉強を教えたり、占いをさせていただいたりしています。
深いお付き合いこそしていませんが、私の周りには素敵なかたがたくさんいらっしゃって、毎日たくさんの刺激をいただいています。
今朝も知人がドクダミのお茶を作ったからと持ってきてくださったのですが、ドクダミの葉だけではなく、手縫いのお茶パック、毒出しの実を一緒に持って来てくださいました。
このお茶パックの作り方も少し変わっていて、昔の方の知恵が詰まっているな〜と感心させられました。
さらに、この毒出しの実(私は聞いたことがありませんでした)、これもご自身で取っていらして、自宅の窯でピザを焼いた後の残り火を使って、土鍋でじっくり炒るそうです。
普段、こんなお話を聞く機会なんてほとんどないので、こんなお話ができる時間はとても貴重。
朝から楽しい時間でした。

さて、先ほどの中学生さんですが、面倒くさいと言いながらも、自分の気持ちを外に出せばトラブルになることがわかっている彼女。
今はその状況をうまくスルーしながら過ごしているようです。
そこで本当の気持ちを伝えると、さらにややこしいことになるのがわかっているから。
だって毎日顔を合わせなくてはいけませんもんね。
大変だ…。
それにしても学校とは面倒なところです。
私も集団生活が苦手だったので、正直苦痛でした。
学校へ行っても行かなくてもどちらでも良い、自由に選択できる時代が早く来ないかな、と思います。