これまでお付き合いをしたことがない30代女性の方のご相談。
これまで出会いがほとんどなく、一度もお付き合いをしたことがないとのこと。
できればそろそろ結婚して子供も欲しいのだけれど、どうしたら良いか、というご相談でした。
お話を伺いながら、とても真面目な方、という印象を受けました。
そして、手を見せていただくと、うーん、これはちょっと手強い。
まず、この方、手の甲がとても丸く、指も少し短めで結構ゴツゴツしていらっしゃいます。
誰かに簡単になびいていくような方ではありません。
これまで何かきっかけがあったとしても、それを敏感に察知してチャンスを掴む、ということはできなかったと思います。
もし男性にそのようなそぶりがあったと分かっていても、「私のことが好きならば、そちらから告白してください」と、思いを伝えてくれるのを待っている感じ。
そして、手のこの部分(月丘)↓に深いシワがたくさん入っていることから、失敗することをとても恐れてしまうところがあり、これまで失敗しないよう、石橋を叩いて叩いてそれでも渡らない、ということが多かったのではないでしょうか。

だから、脈がありそうと分かっていても、絶対に自分から告白をすることはなかったはずです。
万が一告白してダメだった時の自分を想像すると、それだけで足がすくんでしまうから。
また、知能線・感情線がとても短くて、恋愛に対してそこまで積極的なわけではなく、さらに、誰かを好きになっても、少しでも脈がなければもういいや、と、すぐに諦めてしまうところもあります。

ここまでお付き合いをしたことがない、というのもうなずけます。
では、この方に彼氏、もしくは結婚相手を見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?
それは一つ。
出会いを増やすこと。
今まで婚活パーティーや1人で飲みにいく、といったことはなかったそうです。
自らそういった場所に出向かないというのも、恐れが強いせい。
自分のことを好きになってくれる男性がいなかったらどうしよう、変な男性と出会ってしまったらどうしようと心配してしまうから。
そこを抜け出さないといけません。
手の形というのは、生まれ持った特性ということで、変化させることは難しいんです。
この方の場合、真面目である・自分は変わりたくない・誰にでも簡単になびかない、という本質を変えることは難しいです。
でも、手相は変えることができます。
つまり、この方の手相に出ている「恐れ」というのを徐々に無くしていくことは可能です。
ですから、まずは一度飛び込んでみることをお勧めします。
出会いの場に行ったとして、最初から意中の相手に出会う確率なんて、ほんのわずか。
その中で将来の伴侶に出会いたければ、分母を増やすしかありません。
ただ、新しいことが苦手というところもあるので、そこはもうお酒の力を借りてでも出向いていただきたいと思います。
参加要項を書いた紙をよく見える場所に貼っておき、しっかりお酒を飲んで、ブレーキが甘くなっている状態で申し込みをすると良いです。
さらに、こういう方は、お酒が入ると案外勢いよく行けるものです。
そうしたかいに出向く際にも、少し飲んで出かけるぐらいがちょうど良いです。
お酒は?と伺うと、外ではあまり飲むことはないし、飲んでもほどほど、ということでした。
おそらく今までは失敗することを恐れて、そういった場所でお酒をたくさん飲むということはされていなかったのでしょう。
もしお友達関係でお酒を飲む機会があるとしたら、次は程々ではなく、陽気になるぐらいまで飲んでください、とお伝えしました。
そこで何か失敗をすれば、案外そのギャップが魅力となって、好意を寄せる男性も出て来るはず。
隙を作ることが必要なのです。
結婚相手はこうでないといけない、という理想もとても高かったので、そこも、ご自身が失敗を重ねていくうちにだんだん緩くなってくると思います。
そうしてハードルが低くなった頃に、きっと素敵な男性と巡り合うはず。
「最初は勇気がいることですが、このまま独身を貫くのと、ここで勇気を出して飛び込んでみること、どちらがいいと思いますか?」
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