手相から見る コツコツ何かを続けられる人・そうでない人 

ランニング、早起き、勉強など、一つのことをコツコツと続けられる人って本当に尊敬します。

わたし、全くできないので・・・。

でも続けられないからと言って自分を責めることはありません。

本質的に続けることがそんなに苦にならない人と、ものすごく苦手な人がいるんです。

手相から見る続けることが得意な人と苦手な人

今回は手相から見る「続けることが得意な人・苦手な人」についてお話しします。

続けることが得意な人

まず、続けることが得意な人は線が濃くくっきりと入っている人。

こういう線を持っている人は、一度やり始めたら、もうやめていいよというまでずっと同じことができる傾向にあります。

良く言えば一つのことを継続して続けられることが得意。

しかし、裏を返せば、新しいことをやることが苦手とも取れます。

どういうことかというと、この線の持ち主は変化をすることがとても苦手。

だから、一度習慣化するとそれを変えてしまうことの方にエネルギーを使うのです。

要するに、習慣化さえできれば良いのですが、新しいことを始めようとするとそれを始めるまでに相当なエネルギーがいるのです。

だから、こういった人は安易に何かを始めようとはしません。

考えに考えた末やり始めます。

強い意志を持ってやり始めると、やめるという選択肢はありません。

だから長続きするのです。

続けることが苦手な人

濃い線があまりなく、雑線が多いタイプの人。

こういった人は、何かをやろうと決めてもすぐに飽きてやめてしまうタイプ。

でも逆に、新しいことはなんでも取り入れてやってみる。

ただ、入ってきやすけれども出て行きやすくもあるんです。

だからなんでもすぐに飛びつくけれど、持続性がありません。

続けることが得意か苦手かを知っておくだけでもメリットがある

この傾向を知っておくと、いろいろな場面で役に立ちます。

わたしはこのことをピアノ教室・英語教室でフルに生かしています。

線が濃いお子さんは、殆どが人見知りちゃん。

そしてたまに頑固なところもあります。

こういったお子さんがいらっしゃると、気長にじっくり時間をかけて教えるようにしていきます。

一度習慣化すればコツコツと努力ができるので、しっかり力がついていきます。

が、そこまでいくのには相当時間がかかることも。

心配される保護者の方には「絶対に大丈夫ですから、とにかく焦らずやりましょう」とお伝えしています。

逆に線が薄くて雑線が多いお子さんは、初対面でもノリが良く楽しくできることが多いです。

ただ、あれもこれも興味があるあるので落ち着きがない面も。

なるべくテンション高めでテンポの良いレッスンを心がけています。

こういったお子さんに毎日練習させるのは大変です。

最終的にはピアノが上達すれば良い、つまり練習させればいいわけですから、続けることが苦手なら常に新しいことを取り入れて練習してもらうようにしています。

とはいっても継続的な練習は難しいです。

ただ、要領はいいので、そこまで練習せずともある程度は上達します。

お子さんがどちらの傾向が強いかわかれば、「なんで毎日練習しないの!」というのではなく、練習するにはどうしたらいいか考えることができます。

続けることが得意な人は意志も強い

わたしの主人、夏場は扇風機がお友達になるのですが、その場を離れる時には必ず付けっぱなしです。

これ、何度言っても一向に改めてくれません。

悪気はないのです。

「あ〜ごめん、また忘れてた〜(笑)」

の繰り返し。

そう、入っていかないのです。

些細なことなのですが、約20年、日に何度もこれをやられるといくらなんでもね〜・・・。

彼はくっきり濃い線の持ち主なので、彼の中に「扇風機から離れるときは絶対に消す」ということをインプットするまでは根気強く言い続けようと思います。

ただ、ヘビースモーカーだった彼が禁煙を決めたとき、そして際限なく飲んでいたお酒をやめると決めたときは脱帽ものでした。

体のことが心配で、脅し、泣き落とし、いろいろな手を尽しましたが、絶対にお酒とタバコはやめないと豪語していた彼が、テレビでやっていたヘビースモーカーの肺の映像を見た瞬間、「次の転勤の辞令が出たらやめる」と呟き、実際に転勤の辞令が出たその日から一切吸っていません。

そして、田んぼに落ちたり同僚に迷惑をかけてかけたり肝臓の数値が高くても決してやめようとしなかったお酒も、ある時を境に「もうやめる」と。

娘が二十歳になり「パパ、一緒にお酒を飲もうよ!」と誘っても、「いや、俺はいい」と娘が飲むのを嬉しそうに見ています。

線の濃さの度合いにもよるのでしょうが、やはり線が薄く雑線が多いわたしより断然意志が強いです。

続けることが苦手な人がどうしても何かを続けたい時には

飽きっぽくて続かない、という人でも、これだけはどうしてもやり続けたい、ということだってありますよね。

そんな時には、続けた先に手に入れられることを限定させないこと。

例えば・・・

わたしは3年前にピアノ教室のHPを作ってブログ更新をずっとやってきたのですが、飽き性のわたしが1年半毎日更新し続けたのです。

おかげで現在は満席になり、収入も・・・。

もしこのブログを続ければ、この先生徒さんが増えて収入が増えて、さらにまた何か違うことができるかもしれない、そんな思いで毎日コツコツ続けることができました。

続けた先にさらにワクワクする何かが手に入ると思うとやめる、という選択肢はありませんでした。

続けたいことがダイエットなのであれば

ただ痩せるためが目標ではなく、

やせる→周りから「あれ?やせた?」と注目してもらえる→好きな人から声をかけられるかもしれない→その人とお付き合いできるかも→最終的には結婚できるかも!

続けたいことが英語学習なのであれば

英会話が上達する→仕事上で英語ができることで違う部署に配属される→交流の幅が広がる→世界が広がり自分の力をもっと上のレベルで発揮できるとわかる→独立する→収入が上がる!

こんなふうに未来の自分をたくさん想像することで継続しやすくなっていきますよ。

終わりに

続かないのはダメなことだと決め付けるのではなく、続かなくても先に進む方法を考えることの方がメリットが大きいと思います。

三日坊主でもそれを何度も繰り返せばある程度の回数になります。

できなければ何度もやり始めればいいだけです。

継続こそ力なり!

たしかにその通り。

でも三日坊主も繰り返せば力なりです。

できないからと言って自分や身近の人を責めるのはやめましょう。