ベッドに入る時には必ず本をお供に連れて行きます。
常時数冊を同時に読んでいるので、その日の気分によってお供は変わるのですが、それとは別に、たまに読みたくなる本があります。
それが群ようこさんの「しっぽちゃん」。
この本は動物が出てくる短編集。
ネコ・犬・ハムスター・カメ、さらにはヤモリまで出てきます。
そんな動物たちを、ただ単に可愛がる情景を描いただけの物語。
動物好きのわたしにはたまらない内容。
中でも「セキセイインコのぴーちゃん」が秀逸。
65歳の夫と67歳の妻が、定年後に孫のせいで飼う羽目になったセキセイインコの「ぴーちゃん」を巡ってバトルを繰り広げるお話し。
始めて読んだ時には、この二人の会話には大笑いさせられました。
そしてそれ以降何度も読んでいるのですが、そのたびにクスッと笑わせてもらっています。
今は我が家も猫を飼っていて夫婦で溺愛しているので、共感出来るところがたくさんあり余計に面白いのです。
少し泣けるお話もあるものの、どのお話もほっこりと幸せな気持ちにさせてくれます。
ちょっと疲れて癒されたい時にはおすすめの一冊です。